自分の選んだ道が、常に最良

推しのキラキラを浴びて生きているオタク

スリルミー!

スリルミー群馬公演観劇しました!!今年初観劇!

お友達にレクチャーを受け、ずーっと楽しみにしてきたのでほんとに楽しかった………残念ながら1ペア幻になってしまいましたが。

初見の時はめっちゃ怖かったのですが、見ていくうちになんだこれ楽しい!!!となり。ほんとにやばいものを見たという気持ちでいっぱいです………。

完全に見た実感で感じたこと、主に「彼」について考えたことを書いていきたいと思います!

ここからは完全にネタバレの上に私個人の主観と妄想がもりもりなのであしからず。

 

 

 

 

 

 

 

 

・福士彼と成河私

福士彼顔面が良すぎん???

福士彼は狂いきれなかった人間だと思ってる。

自分が認められないことが許せなくて、愛されてる弟が許せなくて、世界に自分のことを知らしめてやる!!って思ってる自己顕示欲の塊。プライドがエベレストくらいありそう。弟にも私にもコンプレックス抱えてそう。愛情に飢えてて、狂ってるふりをしてる。自分のこと超人だと思い込もうとしてる。常に目立っていたくて焦ってる。というのが見た感じの感想。行動原理が全て自分だからレイに全然興味がないところが好き。

マジでレイに興味が無い。お前がいなきゃダメなんだも気持ちこもってない感じするし僕と組んでのところも自分の保身のためにレイに懇願してる感じ。

だからこそ死にたくない~ラストまでで人間らしさが溢れてて、適度に惨めで(褒めてます)ああ、この人は天才と言われつつもただの人間だったんだなあと思わせられる。

99年〜でレイに真実を告げられてドン引きの顔するのいいですよね。レイに恐怖すら抱いてそう。

書いてみると本当に徹頭徹尾自分のことしか目に入ってないし考えてないな???

 

成河私はへこたれない。何があってもへこたれない。どんなに福士彼が塩でもへこたれない。

最初の何が知りたいってセリフがめちゃくちゃ怖い。ほんとにめちゃくちゃ頭が良くて自分の中に全部全部しまい込んで、溜め込んでるような印象。

でもすぐ癇癪起こしてそう。待ってよ!!!!!(地団駄)おかしいよ!!!!!(地団駄)みたいな。

めちゃくちゃ頭がいい部分と、子供っぽい部分があって、とてもちぐはぐで怖い人。感想が怖いしかない←

この2人にキャッチコピーをつけるなら「互いの目的のための共犯者」。お互いに目的があってそのために一緒にいるし利用しあってる。

この2人見るとめちゃくちゃ体力消耗する。

 

・山崎彼と松岡私

山崎彼の顔良すぎん???(デジャヴ)あと股下が5mあります。

山崎彼は孤高の人だと思ってる。潔癖症で完璧主義で、悲しみと絶望を抱えていて全てを諦めているような感じ。影があって儚げ。

でも自分にめちゃくちゃ自信があって、自分のことガチで超人だと思ってる。若さゆえの根拠ない自信みたいなものに満ちている。

レイに愛されてることをわかっててレイは絶対自分のこと見捨てないって思ってそうっていうのが見た感じの感想。幼なじみ感がある。

犯罪してる時めっちゃウキウキしてるし楽しそう。

やっぱり後半が好きなんですけど、彼が逮捕されて、レイに誓っただろ!裏切らないって!!っていうところに悲壮感が出ていてレイに裏切られるとは思ってなかった、信じてたんだなあ〜って思いました。そこからの僕と組んで!!福士彼と違うところは山崎彼は懇願しないんですよ。レイは絶対自分を見捨てないって自信があるので。曲中でレイって呼ぶ声に俺のこと助けてくれるよな???当たり前だよな?っていう圧があってめちゃくちゃ好きです。

死にたくないの歌のところも身体が大きいのでより縮こまってる感がして絶望みが増しててめちゃくちゃ好きです………ほんとに山崎彼は絶望が似合う。

最後に松岡私に真実を告げられるところも多少驚くくらいで。なんか途中から薄々気づいてたのか、それとも受け入れたのか?と思いました。

 

松岡私はブチ切れ方がヒステリックで超怖い。急に音がガクって下がるところとかあって怖い。

山崎彼への愛が強すぎてもはや呪い。怨念。でも元はめちゃくちゃピュアに好きだったんだろうな……という感じはする。このペアは1回しか見れなかったので松岡私について自分の中で十分掘り下げられなかった、無念。

このペアは元々2人とも頭が良くて天才タイプな感じ。長く一緒にいすぎてお互いのこと薄々わかるみたいなのを感じました。

お互いがお互いに特別な気持ちを持っていて、2人とも激重なんだけど、松岡私は自覚があってそれに気づいていて、山崎彼は気づいているけどそれに名前がついていなくてもやもやしてる感じ。っていうのをお前がいなきゃ、ダメなんだのところで感じました。だからやっぱり幼なじみで、お互いの存在が大切で、両思いなんだろうなあと思います。それがどこかで歪んでしまった。っていうのがこの2人なのかなあ。

あと、このペアからはやっぱり若さゆえの勢いみたいなのを感じましたね!そんなに犯罪を重く見てないというか。気づいたら途方もなく遠くまで来てしまったっていうのがしっくりくるなあと思いました!

 

・その他

やっぱり2ペア見ると全然違って、最初の偉そうか?のところ、福士彼はジャケットヒラヒラさせるけど山崎彼はそれがないとか、セリフの違いとか感じ方の違いとかがありますね。(ジャケットヒラヒラ好きなのでめちゃくちゃテンション上がったのですが福士彼だけだなんて……)

2人の関係について

2人の関係は結局なんだったのか、なぜ離れられなかったのか。単なる恋愛感情だったのか、共依存の関係だったのか。「相手の瞳の中にかつて輝いていた自分の面影を認める」とパンフレットには書いてありますが、お互いがお互いの欲しいものを持っていてそれに惹かれて、お互いへの執着と自分のコンプレックスと世の中への不満で方向性が歪んでしまったのかなあとか思いました。執着って恐ろしいけど美しいですね。

私には天才の頭脳があったし、彼にはカリスマ性、社交性があった。まあここからはキャラクターだけでなく、下敷きになっている実際の事件も含んでの私の考えですが。恋は盲目って言いますし単純に恋愛感情とか彼と離れたくないだけだったのかもしれませんが。

話めちゃくちゃ変わりますが史実だと私の方がニーチェにどハマりしてたの面白いですね。

 

あくまで群馬公演を見た私の感想でした!また別の劇場で見たら見え方変わるんだろうな!!!もっともっと見たかったです。